● 袋入り味噌を保存容器に詰め替えるのが面倒
● 味噌表面の乾燥や酸化といった劣化が気になる
● 使うたびにスプーンなどの洗い物が多くなって困る
● 忙しい朝でも さっと取り出して使いたい
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
私は味噌を取り出して計る作業が面倒で味噌を使わなくなり、
劣化させてしまったり賞味期限を切らしてしまったりしていました。
そこで悩みを解決してくれるのが、
液体味噌 や チューブタイプの味噌です。
しかし…!
液体味噌には、以下の問題があります。
- 好みの味噌がない
- 取り出し口に味噌のかたまりができてしまう
- 割高
また、チューブタイプの味噌(米味噌・豆味噌)にも以下のような問題があります。
- スーパーに売っていない
(田楽みそなどの味付け用の味噌はチューブで販売しているのに、なぜ?)
- ネット上で購入できるが、種類が少ない・割高品・高級品
(Amazonで「味噌 チューブ」で検索し上位50件に あったのは2種類のみ)
そこで、私は チューブタイプの味噌を自作することにしました。
これにより、袋入りの味噌は、その袋のまま絞り出すことができるようになりました!
また、この方法で味噌を使うようになってから、我が家の味噌の消費量が10倍になりました!
この経験から、本記事では家事歴12年の筆者が、
袋入り味噌をチューブタイプにするのに必要な時間は、たった30秒!
(箱入り味噌の場合は3分)
この記事を読むことで、
- 自分好みの味噌をチューブにできる
- 味噌を使う時のストレスを減らせる
- 毎日 積極的に味噌をとれる
- 味噌の劣化を最小限に抑えられる
といったことが期待できます。
こんな方におすすめ
- 一人暮らしで味噌の消費量が少なめだけど、味噌を長持ちさせたい
- 頻繁に味噌を使うから、ストレスなく便利に使いたい
今よりもっと手軽に味噌を取り入れて、美容と健康を手に入れましょう!
それでは早速、味噌チューブ作り方を解説していきます。
私は、後述の5種類の味噌を、チューブを取り付けた後 冷蔵庫で保存し1~2ヶ月かけて使用しましたが、使い切るまで一度も たまり味噌や同様の液体が漏れ出ることはありませんでした。ですので今回、紹介することにしました。
必要な道具・価格
袋入りの味噌をチューブタイプにする場合と、
箱入りの味噌をチューブタイプにする場合で 、
必要なものが異なります。全て100均で購入できます。
- 袋入りの味噌の場合
→ ミニ フタックル・割り箸(割り箸は、トングで代用可)
- 箱入りの味噌の場合
→ ミニ フタックル・絞り袋・輪ゴム
各商品の説明
1. ミニフタックル
- チューブ部分をつくるために使用
- Seria(セリア)にて発見
- 110円
- 日本製
- 食洗機不可
- 材質:ポリプロピレン
- 耐熱温度:110℃
- 表示者:株式会社 小久保工業所
Amazonでも販売されているようです♪
2. 割る前の割り箸 または、焼き肉用トング
- 味噌を袋の中央に寄せるために使用
→ミニフタックルを取り付ける場所を確保できる
- 味噌の袋の角に十分なスペースが最初からある場合は、割り箸やトングは不要
3. クリームしぼり袋
- 箱タイプの味噌を移し替えるための袋
- Seria(セリア)にて発見
- 10枚 入りなので1枚当たり11円
- 日本製
- 材質:ポリエチレン
- 発売元:エコー金属 株式会社
- ジップロックの袋は代用不可 (後述)
- サイズ:以下の通り(縦34cm x入り口26cm)
4. 輪ゴムなど
絞り袋の入り口をしばるために使用
手順
下準備
- ミニフタックルは、あらかじめ洗って水気を乾燥させておく
- 使用する道具・手などを清潔にしておく
ミニフタックルの部品の名前を最初に確認します
袋入りの味噌を チューブタイプにする場合
(こちらのYouTube動画でも確認できます)
1. 割り箸やトングを使って 袋の端の味噌をできる限り中央に寄せる。
2.袋の角を斜めに約6cm(下パーツが入る大きさ)切る。
※袋の角がマチになっている物は、切りすぎて穴を大きくしてしまわないように注意(少しずつ切って、下パーツが入る穴の大きさを確認する)
3. ミニフタックルの下パーツを袋の中に入れる。
4.中パーツと下パーツで袋の切り口を挟み込んで合わせる。
(袋の切り口がすべて挟み込まれていて、味噌が漏れ出る隙間ができていないか確認する)
5.最後に上ブタを閉める。
(中パーツと上ブタを くっつけたまま手順を進めてもOK)
箱入りの味噌を チューブにする場合
(こちらのYouTube動画でも確認できます)
1.絞り袋の先端を4cm程度切る。
2.絞り袋の入り口(①で 切った方じゃない側)から、ミニフタックルの下パーツを入れる。
3.中パーツと下パーツで袋の切り口を挟み込んで合わせる。
(袋の切り口に味噌が漏れ出る隙間ができていないか確認する)
4.上ブタを閉める
(中パーツと上ブタを くっつけたまま手順を進めてもOK)
5.味噌を絞り袋の中に詰める
6.余分な空気を抜いて 絞り袋の入り口を輪ゴムなどで閉じる
使い方
1.片手で中パーツ部分をしっかりもって、もう一方の手で上ブタを外す。
2.中パーツと下パーツに緩みが無いか確認する。
3.片手でミニフタックル部分をもって、もう一方の手で やさしく袋を押して必要な量を絞り出す。
4.絞った後の飛び出ている味噌をは、おたまや皿のふちで切り落とす。
5.上ブタを閉める。
残り少なくなってきた時の使い方
*袋の中の味噌が残り少なくなってきたら、割り箸やトングで味噌をまとめる。
*残りわずかになったら、ミニフタックルを外して割り箸やトングで出し切ると最後まで無駄なく使えます。
中身が空になったら、次のチューブ味噌をつくる時のために、ミニフタックルは洗って乾かしておく。
最後まで漏れずに使えるのか?
全ての味噌を試したわけではありませんが、漏れずに使えます!
使い切るまで一度も漏れ出しませんでした。
失敗しないポイントは、
なぜ、チューブタイプの味噌が必要なのか?
袋入りの味噌の角を少し切って味噌を使うのは?
この方法は、絞り出した後の口がベタベタして、手洗いや冷蔵庫内の掃除も面倒なのでダメ❌
箱入りの味噌なら、そのまま使えて便利でしょ?
箱入り味噌をパッケージのまま使用すると、味噌表面が空気に触れ、酸化し、風味が落ちてきたり、乾いてしまったりするのでおすすめできません❌ これは、袋入り味噌を他の保存容器に移し替えて使用している場合も同様です。
箱入りの味噌は、表面にラップをすればいいでしょ?
確かに、味噌の表面にラップをぴったりつけて、更に蓋をして保存することで、空気に触れることは減ります。
しかし、ラップが味噌表面の凸凹形状にぴったりくっついて いなかったり、蓋が ほんの少し開いたままで冷蔵庫に戻してしまったり…なんてことも。
そうなると意外と あっという間に味噌の表面が固くなっていたり、風味が落ちてしまったりで、使える状態では なくなってしまいますので、おすすめできません❌
このような現状から…
チューブタイプの味噌があれば、味噌が空気に触れることもほとんどなく、
開封時の品質を長く保ったまま、衛生的に使用できる ということになります!
長さと重さ
「だし入り おかあさん」の場合、4cm 程度出すと、約20gになりました。
大体の長さと重さを覚えておくと、毎回計量しなくていいので時短になって便利です。
100gだとこんな感じです。豚汁など作る時は、これくらいの量を絞り出して、大鍋に投入します。毎回、こんなに絞っていますが、やはり漏れ出したりしません。
いろいろな味噌で 詰め替えできるか実験
袋タイプで成功したもの
- 善光寺平(マルモ 1kg)(だしなし)
- 気仙味噌(八木澤商店 1kg)(だしなし)
- み子ちゃん印(神州一味噌 850g)(だしなし)
- 九州そだち麦(フンドーキン醤油 )(だしなし)
- co-op 信州こうじみそ(ひかり味噌 1kg)(だしなし)
- おかあさん(ハナマルキ 800g)(だし入り)
- 純正こうじみそ(マルサンアイ 750g)(だしなし)
箱タイプで成功したもの
- おかあさん(ハナマルキ 650g)(だし入り)
- 白山吹(信州味噌 750g)(だしなし) ←最初だけ、絞り出すのが結構固い
- ひかり 無添加味噌 (ひかり味噌 750g)(だしなし)
先述の絞り袋に詰め替える際、味噌の量は、750gで結構一杯でした。これ以上多い量の味噌を移し替える場合、全量入らないかも知れません。
袋タイプ・箱タイプで合計7種類の味噌で試しました。これら9種類を実際に最後まで使いましたが、絞るときに味噌が漏れたりすることはありませんでした。
しぼり袋は、ジップロックで代用できない
「ジップロック フリーザーバッグ M」 でもチューブ味噌が作れるか試しました。結果、失敗しました。
袋を絞り出す時の力で、切り口部分から すぐに裂けてしまい、蓋の根元部分から、味噌が漏れてしまいました。
メリット・デメリット
手作りチューブタイプ味噌のデメリット…
- 詰め替えの手間が必要(3分くらい)
- ミニフタックルが手に入らないと、作れない
- ミニフタックルの お手入れ時、ネジ型の形状についた味噌が少し洗いにくい
手作りチューブタイプ味噌のメリット…
- 好きな味噌をチューブにできる
- 味噌を使うときのベタベタに悩まない
- 洗い物(保存容器・さじ)が減る
- 味噌が長持ちする
- 忙しい時も 味噌を気軽に使えて消費量UP →美容と健康に◎
おすすめな使い方
味噌汁
1.味噌をいれない状態で味噌汁を完成させておく。
2.おわんに、味噌チューブで必要な量を絞り出し、①を注ぐ。
※一般的に味噌汁160cc に対して16g 味噌を入れるそうですので、イメージはこれくらい。
3.マドラーなどで茶碗の味噌を溶かす。
こうすることで、風味豊かな美味しい味噌汁が完成します。
味噌汁を作るとき、鍋に味噌を入れて沸騰させてしまうと、
味噌の風味が消えてしまいますので、この、おわんに後入れ味噌が おすすめです^^
cookpad newsに掲載されました
2023年5月、クックパッドニュースにご紹介いただきました。
100均グッズを使うだけで、たくさんの人が味噌のストレスから解放されると嬉しいです😊
フタックルの他の使い道
塩などの粉類の袋の角に装着して使えます。
こちらの方が本来の使い方でしょう。
粉類の保存容器を1つ1つ準備しなくていいので、省スペースになっていいですね。
実際に私は、以下のような粉類に使用しています。
- レギュラーコーヒー(粉状のコーヒー豆)
- 粉抹のだし
レギュラーコーヒーに関しては、ミニフタックルのおかげで冷蔵庫内の収納がすっきりして助かっています。
使用頻度が少ない調味料に わざわざ収納ケースを用意しなくても、蓋を取り付けて保管できるので嬉しいです。
感想
容器の使いやすさが向上すること、洗い物が減ることで味噌の使用量が10倍に増えるなんて思ってもみませんでした。今まで味噌を使うときに感じていた小さな面倒くささが、ちりも積もって、密かに心の中で味噌を使うことをセーブしていたのだと気付かされました。
今回 自作したような味噌チューブの完成品がスーパーで低価格で手に入るといいなぁなんて思っています。そうすれば、多くの家庭で味噌の消費量が上がるはずです。
チューブタイプの味噌を作りたい方は、必要な物をもう一度チェックし、お試しください!
参考になれば幸いです^^