●海で事故に合わないためにできることは?
●海に行く前に覚えておくべきことは?
●何を持っていると安心?
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
毎年 夏になると海での事故のニュースが報道されて心が痛みます。
これ以上 悲しい事故が起きないように、海での事故予防に大切なことをまとめました!
わが家も海に行く機会が増えたので、備忘録としてアウトプットします。
この記事を読むことで、大切な家族や友人の命を守る知恵を身につけるきっかけとなれば思います。
事故の多さを知る
- 毎年、マリンレジャー中に約900人の方が事故合っている
- 900人のうち、約300人が亡くなるか、行方不明になっている
- レジャーの種別では、遊泳・釣り中の事故が全体の77%(2016年調査)
- 年齢別にみると、0~19歳による事故が全体の34%で最多(2016年調査)
- 遊泳中の事故のきっかけは、海水誤飲による溺水が54%(2016年調査)
「離岸流」を知る
日本の海水浴場で人が溺れる事故のうち、半数以上が離岸流によるもの。
離岸流とは
- 海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのこと
- 海岸から沖合に向かってできる流れ
- 幅:3m~30m
- 長さ:数十m~数百m
- 海水浴客やサーファーなどが沖に流されて危険な目にあうことがある
- 波のある海岸であればどこででも発生する可能性がある
- 目で見て確認することが難しい→気づかないうちに沖まで流されてしまうことがる
- 速さは秒速1メートルを超えることもある
- 逆らって浜に泳ぎ着くことは、水泳のオリンピック選手でも不可能
離岸流に遭遇したときの対策
- 慌てず落ち着く。可能であれば、まわりの人に流されていることを知らせる
- 無理に岸に戻ろうとせず、岸と平行に泳ぐ
- 沖向きの流れを感じなくなったら、岸に向かって泳ぐ
- 泳ぎに自信がない場合、無理に泳ごうとせず浮くことに専念する
お酒を飲んだら泳がない
- 遊泳中の死亡率は、飲酒をしていた人が飲酒をしていない人の約2倍高い
- 飲酒による「判断能力の低下」と「運動能力の低下」で、普段通りに泳げなくなる
「助けてサイン」を使う
「助けてサイン」とは
- 水難者や近くに水難者を発見した人が、片手を左右に大きく振って救助を求める合図
- ライフセーバーが水難者を速やかに確認することができ、早期救助に繋がる
- 使われる場面:離岸流や陸風によって沖に流された、海が深くて岸に戻れない
- 溺れている状態で片手を振ると沈んでしまうため、ライフジャケットなど救命具の着用や浮き具などにより、十分な浮力を確保していることが前提
- 少しでも危険を感じたら溺れる前に、早めのサインを出すようにする
- 溺水事故を未然に防ぐためにも重要なサイン
- 日本ライフセービング協会が提唱するサイン
浮いて待つ方法を知る
- 沖に流されたとき・海に転落したり溺れたとき等に行う
- 水面に大の字になって浮いた状態で救助を待つ
- 遊泳中に行方不明となった男性が、約19時間後に40km離れた場所で救助された事例もある
- 「ういてまて」は、水難学会が提唱する水難事故への対処方法のひとつ
浮いて待つ方法
- 手足を大の字に広げる
- 靴は履いたまま(軽い靴は浮き具の代わりになる)
- 大きく息を吸い、空気を肺にためる
- あごを上げて上を見る(呼吸しやすい)
- 手は水面より下にする
- ペットボトルなど浮く物があれば胸に抱える
ライフジャケットを着用する
- ライフジャケットを着用しているかが生死を分ける要素となる
- 正しく着用する(脱げてしまったりしないように)
- 保守・点検する(膨張式ライフジャケットが膨らまないことがないように)
防水ケースにケータイを入れて持つ
ライフセーバーの方がいない場面では特に自力で救助を要請しなければなりません。
そんな場合に備えて、防水ケースに入れたスマホを携行するなど、連絡手段を確保する必要があります。
GPSはONにしておきます。
緊急通報用電話番号「118番」を活用
- 118番は海の上における事件、事故の緊急通報用の電話番号
- 局番なし118番(無料)
- 救助を求める際は、118番へ電話
- 聴覚や発話に障がいを持つ方は、スマホによる入力操作により、海上保安庁へ緊急時の通報が「NET118」が利用可能(要事前登録)
溺れている人を見たときにできること
- 118番に通報する
- 浮く物を投げてあげる
- ペットボトル
- ビニール袋
- クーラーボックス
まとめ
- 遊泳や釣りをしているとき事故が多い
- 海水浴場で人が溺れる事故のうち、半数以上が離岸流によるもの
- 離岸流に遭遇したら岸と平行に泳ぐ
- お酒を飲んだら泳がない
- 「助けてサイン」(片手を左右に大きく振って救助を求める合図)を使う
- 浮いて待つ方法を知る
- ライフジャケットを着用する
- 防水ケースでスマホを携行
- 海の上における事件、事故で救助を求める際は、118番へ電話