●「ヘルパンギーナ」の名前の由来は?
●「ヘルパンギーナ」ってどんな病気?
●子どもがヘルパンギーナになったときの対処法は?
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
コロナ明けと言われる2023年、様々な感染症が流行しています。
今年大流行が予測されている「ヘルパンギーナ」。
この耳馴染みの無い病気を深掘りしました。
この1ページの記事を読むだけで、
よくわからないヘルパンギーナについて周りの誰よりも詳しくなれます!
「ヘルパンギーナ」の名前の由来は?
- ドイツ語の【水疱(ヘルペス)】と【喉の炎症(アンギーナ)】が由来
- Herpangina=herpes+angina
「ヘルパンギーナ」ってどんな病気?
特徴
- 夏風邪の一種
- 7月が感染のピーク、9月まで流行る
- 潜伏期間2~5日間
- 突然40℃近い高熱が出る
- 熱は2~3日で下がる
- のどちんこ周辺に小さな水疱(1~5mm)ができる
- 水疱は潰れて、飲食時に痛みが出る→脱水症状になる
- 通常、1週間以内に治る
- 治っても2~4週間は便からウイルスが排出され続ける
- ごくまれに髄膜炎を併発
- 一般的には子どもの病気だが、大人がかかることもある
- 予防策:手洗い・うがい・マスク着用
- 消毒用エタノールは効きにくい
- 感染予防の手指消毒には、次亜塩素酸水が有効
原因
「コクサッキーウイルス」という夏風邪のウイルスが主な原因
子どもがヘルパンギーナになったときの対処法
湯ざまし・麦茶・薄めたスープなどを飲めるだけ、少量ずつこまめに飲ませて山場を越える
- 発熱やのどの痛みで食欲低下→水分補給が大切
- 熱すぎるもの・酸味のあるものはダメ(しみて痛い)
- 水分が摂れない、発熱・頭痛・嘔吐がひどい→至急病院へ
- 特効薬は無いので解熱剤が処方されることが多い
- 治っても4週間程度は、うんちにウイルスがいるので気を付ける
出席停止にはならないが…
ヘルパンギーナは学校において予防すべき伝染病の中には明確に規定されてはなく、一律に 「学校長の判断によって出席停止の扱いをするもの」とはならない。したがって、欠席者が多くなり、授業などに支障をきたしそうな場合、流行の大きさ、あるいは合併症の発生などから保護者の間で不安が多い場合など、「学校長が学校医と相談をして第3種学校伝染病としての扱いをすることがあり得る病気」と解釈される。
ヘルパンギーナとは – NIID Webサイト
出席停止になる決まりはないけど、流行ってきたら、医師が認めるまで欠席してもらう場合があるということのようです。
ヘルパンギーナについて まとめ
- 名前は、水疱(ヘルペス)と喉の炎症(アンギーナ)が由来
- 高熱と水疱が特徴の夏風邪
- 最適な治療は、こまめな水分補給
- 症状がひどい場合は病院へ行く