●スーダンの内戦って何が原因なの？
●内戦についてわかりやすくサクッと知りたい！
こんなお悩みを解決できる記事を書きました！
スーダンの内戦が連日報道されています。
ただ、よくわからない言葉が多く混乱しますよね。
本記事では、
スーダンの基本情報と2023年の紛争の原因について
細かい背景は端折って、どのサイトよりも
わかりやすくまとめました！
スーダンってどこ？基本情報
- 場所：アフリカのエジプトの南にある国
- 首都：ハルツーム
- 人口：約 4,566万人（2021年時点）
「南スーダン」は違う国
- 「南スーダン」は、2011年にスーダンから独立した国
- スーダンの南に位置する
- 2023年時点で世界一新しい国
結論、原因はスーダンのNo.1とNo.2の軍の争い
スーダンには、国軍とRSFの2つの軍がある。
国軍はナンバー1、RSFはナンバー2。
この2つの軍が、「どっちが優位に立つのか？」
「どっちが国の実権や経済的な利権を手に入れるのか？」
を争っている。
つまり正義がない戦い。
スーダンは世界有数の金の産地。
現在の世界情勢で高騰する金の価格が、利権争いを加速させている。
その争いのきっかけは？
2つの軍が頻繁にクーデターを起こすので、
欧米とアラブ諸国が間に入って民主化を進めようとした。
この時、「国軍とRSFを1つにまとめよう」
という話しが出た。
1つにまとめられてしまうと、
ナンバー2（RSF）トップは、
「自分たちの権力や利益を守れなくなってしまう」と考え、反発。
国軍のトップは、ブルハン氏
RSFのトップは、ダガロ氏
つまり、ダガロ氏が反発したことがきっかけ。
そもそも、なぜ軍が２つもあるの？
国軍とは別に、もう1つ軍（RSF）があるのは、
2003年のダルフール紛争がきっかけ。
ダルフール紛争では、
ジャンジャウィード（RSFの前身のアラブ系民兵組織）が
非アラブ系の諸民族と対立。
この紛争で、政府がジャンジャウィードを支援。
なぜなら、非アラブ系の諸民族は、政府に反発していて
政府にとって都合が悪かったため。
その後、ジャンジャウィードは準軍事組織となった。
ジャンジャウィードは、2014年に名前をRSFに変えた。
こうして軍が国軍とRSFの2つになった。
ダルフールの場所は どこ？
ダルフールは、スーダン国内の西側地域。
「ダルフール地方」という、地方の名前なので、
Googleマップで検索しても出てこない。
（ダルフールの場所がわかりやすい地図があったので引用させていただきました↓）
スーダン紛争の被害状況
2つの軍は、どちらも改革・革新などの流れを妨害しようとする軍事組織。
つまり2つの軍の共通の敵は市民。
戦闘は2023年4月15日から続いている。
2023年4月末時点での被害の状況
スーダン医師中央委員会（CCSD）は、4月18日までに暴力行為によって少なくとも174人の市民が死亡したと発表しました
在スーダン外交使節団は、4月19日の共同声明で、死者が270人に達したとしました。
負傷者は計595人に上るとも報じられています。
